『 ゆく年、くる年 』
2020年が終わり、新しい年を迎えるとき。
例年であれば、アレコレ様々な出来事からピックアップして一年を振り返るのだが、今年を染めたのはやはり皆同じであろう。
COVID-19。
小説や映画の世界として且つ、現実としても少々構えながら観ていた事が、リアルにそして世界中で起こった。
そんな中、私の生活を退屈な時間で終わらせなかったものがSNSや動画配信サービス。
これまで、時間の取り方が上手くない私にとって長編ドラマや観る事のなかったジャンルの映画を漁り観る日が来るなんて想像もしていなかった。
しかしこの時間が、何よりもの勉強になった気がする。
見なず嫌いだった訳でも避けていた訳でもなく、ただただ縁を作らなかったのだとハッとしたのと同時に、新たな事への挑戦や好奇心などが自然と衰えている事に気付けたからだ。
そこから再開した語学レッスンや料理学。
新たに始めた、友達同士での運動サークル。
知らない世界は沢山あって、これからも向き合う時、どんな苦境に出会したとしても"この程度で良かった"と思える準備は私の人生において必要だと思う。
一瞬にして目の前が変わる。
数日後何を思い、年を越すのだろうと考えながら今、このコラムを書いている。
素敵な2021年を皆さんと共に過ごせますように。