ミツバチが蜜を吸う姿をみて、春の訪れを感じた。 なんだか懐かしい光景だった。 昨年、悲しくも焼失してしまった首里城のある那覇市首里では、『首里ミツバチ・花いっぱいプロジェクト』という活動が数年前から始まっている。 19世紀後半、ペリーが訪れた際の首里は花の都とも称される程、美しい花園が道路の両側を飾っていたそうだ。 その頃の様に、人々に感動を与えることができるくらい自然が溢れた環境づくりと共に、ミツバチが育ちやすい環境を目指しているのだろう。
蜂の事が気になって調べると、興味深い事が次々と出てきた。 まずは、ミツバチは農薬などを使用していない清らかな環境でしか生きていけないということ。 それにより、環境指標生物にも成り得る。そして、受粉でも大活躍している為、農作物が育つ。 更に、ミツバチがつくりだすのは、はちみつだけではなく、健康食品や薬品の原材料ともなるローヤルゼリーやプロポリス、ミツロウなども。
そして私が1番驚いたのは、ミツバチの巣箱には約2~3万匹が1つの群れを作り、 約9割が働きバチとして蜜を吸いに出掛けるのだが、その働きバチ全てがメスなのだそう。 オスは約1割。女王蜂は1匹だけ。女王蜂は大輪の花として構えているわけだが、決して楽をしているわけではなく、 毎日自分の体重と同じ重さ分、産卵をしているそうだ。命を繋ぐ為の役割を1匹で担っている。 それぞれにハッキリとした役割分担がある蜂から学ぶことは社会で生きることでも相通ずるものがありそうだ。 今年も、目覚める春を堪能する。
モデル、女優、MC、レポーターとして大活躍中の崎山一葉が執筆!
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